わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

アオマツムシ

鳴く虫・はねる虫 (コオロギのなかま)

アオマツムシ

最終更新 1998年5月

Truljalia hibinonis (MATSUMURA)
(コオロギ科)
体長約2.5cm。コオロギ類としては例外的に全身緑色をした種類で、幼虫も成虫も樹上で生活している。中国原産の帰化昆虫で、明治年間に東京で初めて記録され、特に戦後に急速に分布を広げた。現在は、東北地方南部以南に普通で、市街地ではもっとも数の多い鳴く虫になっている。神奈川県でも、街路樹や庭木でリューリューリューーーと鳴き続ける本種の声がどこへ行っても目立っている。増加による樹木への被害などは特に報告されていないが、在来の鳴く虫への影響も懸念される。よく飛び、灯火に飛来することがある。

あおまつむし

アオマツムシの分布

雄と雌のアオマツムシ(小杉正則氏撮影)

雌のアオマツムシ


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