わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

カワラバッタ

鳴く虫・はねる虫 (バッタ・イナゴのなかま)

カワラバッタ

最終更新 1998年5月

Eusphingonotus japonicus (SAUSSURE)
(バッタ科)
体長4〜4.5cm。後翅の蛇の目模様の内側が鮮やかな青色をしている。河原の砂礫地に限って生息している種で、灰色の体色はすぐれた保護色になっている。かっては多摩川、相模川、酒匂川に広く分布していたと考えられるが、減少が著しく、多摩川の神奈川県部分では絶滅した。相模川と酒匂川でも減少している。後ろ足とそれに接する翅にやすり状の発音器があり、それをこすりあわせて、シャシャシャと音を出す。野外でこの声を聞くのは難しいが、飼育下ではよく発音する。

かわらばった

カワラバッタの分布

保護色をしたカワラバッタ



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