わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

ボラ

カエルと淡水魚 (川へ入る海水魚)

ボラ

最終更新 1998年5月

Mugil cephalus cephalus
(ボラ科)
もっとも川に深く入り込む海水魚で、厚木付近ではスバという名が残っていて、堰のない頃は10km以上も内陸に入っていたようである。水面をよく飛び跳ねる特徴がある。また、目を脂瞼(しけん)と呼ばれる、透明なまぶたがおおっている点も他の魚にない点である。相模川では満潮とともに、河口部に幼魚が大群で入り込み、杭のまわりをついばんだり、干潟の泥の上をすくうようにして餌をとる。大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚として知られており、相模川では小さいものからオボコ、イナ、ボラ、トドの順で呼ばれている。オボコはトウザイ、イナはニサイとも呼ぶ。


ボラの形態図


ボラの分布


ページの先頭へ