わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

ギンブナ

カエルと淡水魚 (コイ科の淡水魚)

ギンブナ

最終更新 1998年5月

Carassius auratus langsdorfii
(コイ科)
湘南の川には3種類のフナが分布している。もっとも多いのがギンブナでマブナとも呼ばれ、体高、背びれの条数、鰓の鰓は(さいは)数などの性質がどれもキンブナとゲンゴロウブナの間の値を示す。関東平野のものはほとんど雌だけで、いわゆる単為生殖をすることが知られているが、金目川水系からは雄も記録されている。雄は春から初夏の産卵期に、顔の回りに追星(おいぼし)と呼ばれるぶつぶつができるので、それと分かる。フナ類は、用水路、ため池、川の中下流などに広く生息しているが、水の汚れには強く、かなり水質の悪い川にもすんでいる。雑食性で水生動物や水草を食べている。


ギンブナの形態図


ギンブナの分布


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