わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

2月 たまに来遊するアカウミガメ

平塚の水辺 (海辺の自然)

2月 たまに来遊するアカウミガメ


 平塚の海岸にもアカウミガメが来るというと、嘘だろうと思う方も多いでしょう。しかし、昭和20年代まで、湘南海岸は全国でも有数のアカウミガメの産卵場所として知られており、片瀬海岸などでも毎晩のように上陸する個体が見られたそうです。その頃には、きっと平塚海岸でも産卵が見られたに違いありません。残念なことに、その後、車の増加や海岸線近くまで開発が進んだために、砂浜が夜も明るくなったり、人でにぎわったりするようになり、アカウミガメはめったに姿を現さなくなってしまいました。博物館で、過去15年間に記録した、平塚海岸での出現例は、下にあげる3例だけで、2例は死体が打ち上がったもの、1例は産卵が行われた例です。この他にも、情報をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひ連絡してください。
●1985年の漂着個体
 1985年7月に、平塚市龍城ヶ丘の海岸にアカウミガメの死体が打ち上がっているという市民からの通報がありました。この個体は甲長83cmで、平塚市博物館に骨格標本として展示されています。
●1994年の漂着個体
 1994年8月2日に、再び平塚市龍城ヶ丘の海岸で、打ち上がったアカウミガメの死体が、沢村泰彦氏によって発見されました。この個体は甲長70cmで、平塚市博物館に剥製標本として展示されています。
●1996年に観察された子ガメ
 1996年10月11日の早朝7時頃、小田原市在住の稲毛譲氏が、平塚市虹ヶ浜海岸を散策中に、子ガメ約30匹が砂浜を歩いているのを見つけましたが、なぜか、海と反対側に向かっていたとのことで、子ガメは氏によって保護され、海に放されました。

1985年の漂着個体

1994年の漂着個体

1996年の子ガメ



ページの先頭へ