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_前鳥神社里神楽

平塚のお祭り −その伝統と創造− (I)

 前鳥神社里神楽

平成17年夏期特別展図録 平成17年7月発行


 四之宮前鳥囃子には舞いが付き、これを里神楽と呼んでいる。前鳥囃子の「鎌倉」以降の曲に舞う。「鎌倉」は恵比寿、「仕丁舞」は天狗と狐、「印場」はおかめとひょっとこが舞い、「屋台」の最後に舞手5名が登場して舞う。
 四之宮以外では、昔は「印場」の曲に合わせ、おかめとひょっとこの面を被って踊った。これを馬鹿踊りとか馬鹿面踊りといった。他の曲に舞踊が付くことはほとんど無かったようである。田村と馬入は屋台の上で芸者の手踊りがあった。
 城所囃子も数曲におかめとひょっとこの踊りが付く。豊田本宿は、獅子、おかめ、ひょっとこ、天狗などの面を次々と変えて踊る。中原は子供がおかめ面をかぶり踊る。

国府祭で演じる前島神社里神楽 撮影 2004.5.5

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