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_屋台・万灯・木遣り

平塚のお祭り −その伝統と創造− (I)

 屋台・万灯・木遣り


 馬入の祭りは、屋台・囃子・木遣り・万燈の4つの特色がある。いずれも馬入独自の伝統文化で、最近復活したものである。
 屋台は、元治元年に火災で古い屋台が焼失し、明治4年に建造した。周囲に彫刻を施した大型の屋台である。八幡神社(現・平塚八幡宮)の祭礼で本年番(例大祭の年番)でもミタマ年番(国府祭の年番)でも無いアイ番の年に曳き、大正10年以降は神明神社の祭礼で曳いた。昭和25年の復興祭を最後に老朽化等のため巡行が途絶えていたが、平成15年に修復して巡行が復活した。昔は梃子で屋台の向きを換えたが、今は屋台の下にもぐり、ジャッキアップして方向を換えている。
 かつては小中大の三本の万燈が屋台を先導して歩いた。大万燈は、黒塗りで重さ16貫(約60Kg)あり、よほどの力持ちでないと差し上げられなかった。中万燈も黒塗り。小は朱塗りで、先頭を行くので端万燈と呼ばれる。持ち方は、上の晒し木綿の手掛けに左手を差し込み、右手で下の手掛けをつかんで差し上げる。万燈も復興祭以来途切れていたが、平成16年4月の例祭に合わせて復元し、鳥居の脇に立てて飾った。
 木遣り唄も屋台巡行に伴っていた。木遣りには「おおぎ木遣り」「通り木遣り」「白酒」「くどき」「鎌倉木遣り」がある。「おおぎ木遣り」は屋台を曳き出す時に唄い、「通り木遣り」は巡行中に唄い、「白酒」と「くどき」は屋台の停止中に唄い、「鎌倉木遣り」は長丁場を曳く時に唄った。現在は屋台巡行の前に唄われる。
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