博物館実習最終日となりました。個人の展示案発表から始まり、資料を実際に扱うという資料整理実習、市民と一体となった教育普及事業実習、そして普段の「観る側」ではなく、実習生が「伝える側」となっての展示制作実習を1週間という限られた時間の中で経験していきました。

特に展示制作実習ではキャプション係と資料展示係に分かれることによって其々が集中して打ち込めたのではないかと思います。最終日とのこともあり、お疲れ気味(??)のなか、皆が力を振り絞り、展示制作を物にすることができました。なかでも展示オリジナルキャラクターの設定があり、バラエティにも富んだ企画展示なのではないでしょうか。最後に各学芸員からの総評や批評があり、実習生は熱心に聞いておりました。

予定通りにはいかず、所々でドタバタとしたとは思います。しかし、学芸員が日々、為している展示企画制作を18人全員が経験したことでその難しさと展示を成し遂げた際の達成感、そして如何に来館者が見やすく展示をし、資料を活かせるのかを実学として学び得ることができました。

決して座学では感じ得ることのできない実習経験を残りの学生生活や今後の人生に活かしたいものです。

実習生の皆さん、お疲れ様でした!常に私たち実習生にご指導ご助言頂いた塚田学芸員をはじめ、澤村館長と各分野での指導学芸員の皆さん、ありがとうございました!

帝京大学 田中

展示に使うキャラクターを描く実習生

なにやらキャラクターを描いているようです

写真パネルの位置を考える実習生

写真パネルの位置を調整中

実習のまとめの会の様子

全実習生と学芸員で実習の総括も行いました

集合写真

完成した展示の前で集合写真を撮影