8月9日は、館外に出張して様々な体験イベントを実施しました。

午前中は、火薬ロケットの工作と打ち上げ実験を行いました。

空気中を進むロケットは、重心と圧力の中心のバランスがよくないと前に進めません。
事前にソフトで飛び方をシミュレーションし、打ち上げ実験を繰り返した上で、安全に短時間で安く作製する方法を考えました。

事前のロケット設計と飛行シミュレーション
工夫して設計した火薬ロケットの内部構造

当日はまずロケットの仕組みについてお話したあと、少しずつロケットを組み立て、最後に色を塗ってデコレーションしました。

ロケットについて講義中の様子

今回の火薬ロケット工作は、中央公民館主催の市民アカデミー「宇宙に夢中!」の第1回目のイベントとして行われました。親子連れに加え、ご高齢の方の参加も多く、子どもも大人も一緒になって、ロケット作りに熱中していました。中には、これからの人生の夢や、奥さんへの思いをロケットに託された方もいらっしゃいました

ロケットをふんわり着地させるためのストリーマーを作っているところ

打ち上げは江陽中学校のグラウンドで実施し、モデルロケット協会の安全基準に基づいて、安全な距離を十分に確保しました。

イグナイターの取り付け作業中の様子

打ち上げ前には、電気着火するためのイグナイターを取り付け、最終確認をします。
参加者一人一人が上空の安全確認やカウントダウンをして、発射ボタンを押しました。

ボタンを押して発射したところ
発射の瞬間
燃焼ガスを吹き出して飛んでいるところ

打ち上げは全機成功し、無事に終えることができました。短い時間ではありましたが、ものづくりの面白さやロケットの威力を体感できたのではないかと思います。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

午後はららぽーと湘南平塚で、星座早見盤の工作講座を3回行いました。いつどの方角にどんな星空が広がっているかがわかる優れものです。

ららぽーとの看板
星座早見盤を作っているところ
星座早見盤の使い方を解説中の様子

夜はららぽーと湘南平塚のドックランで望遠鏡を使った観望会を3回開催しました。満月前の月と土星を中心に観望しました。図鑑で見たことのある世界がリアルに見えていることに、驚かれている方が多かったです。

望遠鏡を展開中の様子
望遠鏡で月をのぞいている様子

忙しい日でしたが、ロケットや星空の魅力をたくさんの人に伝えることができた、充実した1日でした。