博物館でも端午の節句飾りを出しました!

昭和25年(1950)に平塚新宿(現在の紅谷町)で生まれた寄贈者の節句飾りです。

端午の節句飾りは、その家の長男の初節句を祝って親戚や近所の家々から贈られました。今回展示している節句飾りは、現在の明石町にあったヒョットコヤ人形専門店と平田人形専門店で主に購入されました。

戦前までの端午の節句飾りは加藤清正と豊臣秀吉、神武天皇や鍾馗(しょうき)、桃太郎、金太郎など多種多様な武者人形が飾られていました。

戦後になると、ガラスケース入りの人形が増えます。初節句の祝いには立派な兜(かぶと)や鎧(よろい)が贈られるようになり、内幟(うちのぼり)とともに、節句飾りの主役になっていきました。

今回飾っている節句飾りも、兜と鎧がとても大きく立派です。

筆者は姉妹のため、端午の節句飾りを飾るのは初めてでした。お雛様と同じく、館長と民俗探訪会の会員に手伝っていただきました。

端午の節句飾りは5月末まで展示予定ですので、ぜひご覧ください。

(4月29日には「市制90周年記念 ぶたいうらツアー&プラネタリウムこどもスペシャル」が開催されるのに合わせて、鯉幟を出す…………かもしれません)